2017.07.21 Friday

しあし

JUGEMテーマ:夏の思い出

 

 夏になると思い出すちょっとした体験があるので、それを書いてみる。

 

 何人かの人に話したことがあるのだが、作り話だと思われて信じてもらえなかった。しかし実話である。実話である証拠に、面白くもなくオチもなく、大した中味もない話である。

 

 もう何年も前、ある暑い日に、近所の大衆中華チェーン店へ昼飯を食べに行った時のことだ。他の地域ではどうだかわからないが、東京都内ではそこそこ見かけるチェーン店である。

 

 私が注文したのは、レバニラ炒め定食だったか、何か定食類だったと思うが、よく覚えていない。いや、そんなことはまったくどうでもいい。

 とにかく、私は席に着いて、注文したものがくるのを待っていた。すると、見覚えのある人が店に入ってきて私のそばに座った。近所でよく見かける元気そうなお爺さんだった。話しをしたことはないが、よく見かけるので、もしかしたら向こうも私のことを認識しているかもしれない。まあ、そんなことも、この話には関係がない。

 

 お爺さんが座ると、すぐに店員が注文を聞きにきた。店員は中国人のようである。若い中国人の女性店員で、喋り方から推測すると、日本語はまあまあできるようではあったが、若干たどたしい感じもした。

 

 その店員が、

「何になさいますか」

と、言い終わるか終わらないかくらいで、そのお爺さんはメニューも見ずに、せっかちに、大きめな声で言い放った。

 

「しあしくれ、しあし」

 

 私は思わずのけぞった。

 

 当然、その中国人の女性店員には通じない。びっくりしたような、困ったような顔をして立っている。

 

 お爺さんは繰り返す。

「し、あ、し、だよ、し、あ、し」

 

私には、そう聞こえたが、人によっては、

「しゃぁし、だよ、しゃぁし」

あるいは、

「しやし・だよ、しやし」

に、聞こえたかもしれない。

 

 もちろん、それでも店員には通じない。

私は、助言しようかと考えたが、少しだけ間を置いた後、お爺さんはメニューを開いて、

「しょうがねーな」

みたいな表情をしながら、指をさして注文した。

 

 お爺さんは、どう頑張っても「ひ」が発音できないようであった。 生粋の江戸っ子なのだろうか。

 

 それでも、略さないで 「しあし中華」あるいは「しゃぁし中華」と、「中華」をつけて注文すれば伝わったかもしれないが、なぜかそうは言わなかった。お爺さんの中ではそれはあくまでも「冷やし」という名の食べ物なのかもしれない。

 

 それと、その時のお爺さんの様子から想像すると、注文が通じなかったのは自分の発音のせいではなく、店員がメニューを覚えていないからだと思っているようでもあった。

 

この話は以上である。

 最初に断ったように、面白くもなくオチもなく、大した中味もない話であるが、なんとなく印象に残っている夏の話として書いてみたわけだ。

 

 

2017.07.18 Tuesday

残念だけど

JUGEMテーマ:日々騒然

 

昨日のお昼頃に乗っていた電車内での出来事だ。

 

 私は通勤用車両のロングシートに座っていた。隣は一人分だけ空いており、その向こうに若い女が座っていた。そして、途中の駅から乗ってきた若い男がその空いた所に座り、座席は、私・その男・若い女の並びになった。

 

 そして、さらに駅を二つほど過ぎた頃だったと思う。その若い男が低い声で突然、隣の女に、

「おい、お前、忍者の草だろ」

と言い放ったんだ。

 

 私は、

「何を言い出してるんだ、こいつは」

と、思いながらも、何も聞こえていないふりをした。だが、もちろん気になるので、なるべく顔を動かさないようにしながら横目でそちらをうかがった。

 

 女は一瞬だけ固まったようだが、すぐに、小さいながらも強い語気で早口気味に、

「その秘密を知った者は始末するのが掟だ」

と言い返してきた。

 

 それを聞いた男は、一つ大きく息をした後、

「そういうことだから、残念だけど、あきらめるしかないな」

とでも言いたそうな表情で、だまったまま、じっと私の顔を見つめてきたんだ。

 

 

2017.07.16 Sunday

佃島の念仏踊り(佃島盆踊り)2017

JUGEMテーマ:盆踊り

 

佃島盆踊保存会の白張提灯

 

 [佃島の念仏踊り(佃島盆踊り)]に行ってきた。毎年7月13日から15日まで行われるものであるが、今年も最終日の昨日、15日に参加した。

 

昨年も佃島の念仏踊り記事を、けっこう詳しく書いている。

2016.07.20 Wednesday 佃島の念仏踊り(佃島の盆踊り)

 

 やっていることは基本的に毎年同じなので、もうあまり書くことはないが[佃島盆踊保存会]が出している[佃島の盆踊]について説明したリーフレットをもらってきたので、それを記録のために載せておく。

 

佃島の盆踊のリーフレット(表面)
佃島の盆踊のリーフレット(表面)

 

佃島の盆踊のリーフレット(中面)
佃島の盆踊のリーフレット(中面)

 

 A4の両面に印刷したものを三つ折りにしたリーフレットである。

 2枚の内の上の方の[東京都指定無形民俗文化財 佃島の盆踊]と、タイトルが書いてある部分が表紙だ。

 

 それで気になったのは、その表紙に印刷されている写真である。かなり昔に撮った写真に見えるが、実際に踊っているところを写した佃島の写真であろうか。そうだとしたら、今の佃島からは想像できないくらい土地の様相が違っている。いつ頃に撮った写真なのだろうか。少し高いところから撮っているようであるが、どこからどこを撮ったのだろうか。

 

 次に中面だが、この文章を読むと、終わりから9行目〜8行目に、

「この盆踊りの最終日には、踊り手が各自の趣向を凝らした仮装姿で踊られます。」

と、書いてある。

 

 そういえば、今年は仮装した踊り手がけっこう目についた。なるほど、仮装をするのが伝統だったのか。

 

 しかし、昨年も最終日に行ったが仮装の人がいたかどうかよく覚えていない。いたような気もするが、いたとしても人数が少なくてあまり印象に残らなかったのかもしれない。今年は強い印象に残るくらいたくさんの仮装の人がいた。何か事情があったのだろうか。

 

 わからないが、とにかく、来年の踊り手の仮装に期待しておこう。

 

供養棚/佃島念仏踊り

2017.07.14 Friday

東京・自転車シェアリング広域実験

JUGEMテーマ:じてんしゃ全般

 

 [コミュニティサイクル]というものを利用してみた。昨日のことである。

 

 コミュニティサイクルは、[自転車シェアリング]などとも呼ばれ、街に自転車の貸出と返却ができる所をたくさん設けて、そこをポートと呼び、利用者がどのポートでも自転車の借り出しと返却ができるシステムのことである。
 レンタルサイクルとの違いは、借りた所に戻って返さなくても、行った先の近くのポートに返せることである。

 

 海外ではけっこう普及している国もあるらしい。市街地ではなるべく自動車を使わず自転車に乗ることで、渋滞緩和や二酸化炭素の排出量削減を狙っているということもあろうが、使い方によってはなかなか便利システムなのではないだろうか。

 

 


■広域実験に参加する

 

 

私が実際に利用したのはこれだ。
http://docomo-cycle.jp/tokyo-project/index.html
(URLの頭に「docomo」がついているので、ドコモが絡んだ事業のようだ)

 

東京・自転車シェアリング広域実験
(千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・江東区)
 
上記の6区のどのポートで借りて、どのポートに返してもいい。
(1月17日の時点で全215ポート)

 

 ちなみに、このシステムの呼び名は「コミュニティサイクル」だの「自転車シェアリング」だの、千代田区の「ちよくる」だの、区によって異なる。それぞれの区が独自に行っているということであろう。そして、それらを横断的に利用できるようにしているのが「広域実験」という意味だということが理解できた。

 


 ホームページを見ると、

 

「2017年1月23日(月)より、東京都内6区(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区)において、6区すべてのポートで貸出・返却することが可能となります。」

と、書いていあるので、区をまたがって借り出しと返却ができるようになったは、今年の1月末からのようである。

 

 [広域実験]ということなので、実験が終了することもあるだろうし、もっとエリアが広がって続けられることもあるのかもしれない。

 

 会員登録や利用の仕方は、上記のホームページを見ていただければと思う。

 


 私は、こういうものがあることを知ったのは2カ月くらい前なので、かなり遅れている人間なのであろう。
 ポートのある場所(ほとんど無人)に行くと、下の写真のような小冊子が置いてあって貰うことができる。その小冊子には、その小冊子を作った時点での6区すべてのポートの場所(215ポート)も明記してある。もちろん、ポートの場所はホームページでもわかる。

 

コミュニティサイクルポートマップ小冊子

 


■電動アシストですいすい

 

 

 私は2カ月前に知って、けっこう興味を持ったのだが、実際に利用する機会はずっとなかった。ただ、会員登録だけは済ませ、いつでも利用できるようにはしておいた。

 

 そして、ついに昨日、利用する機会が訪れたのだ。
 東新宿の、たまたま通りかかった場所で自転車シェアリング(コミュニティサイクル)のポートを見つけたのである。私はそこから後楽園方面へ行く予定があった。あらかじめ後楽園付近にもポートがあることを知っていたので、
「この東新宿のポートから後楽園のポートまで自転車で行けばいいのだ」
とすぐに閃いた。

 

 千載一遇のチャンスとはまさにこのこと、と、ばかりに私は目の前の赤い自転車にまたがったのである。

 

 だが、その直後に私は、自転車に乗ることがひどく久しぶりであることに気がついた。もしかしたら10年以上も自転車に乗っていなかったかもしれない。そのため、ちゃんと運転できるのか不安になったが、漕ぎだしてみるとなんとか操縦できているようであった。

 

 また、これは乗る前から分かっていたことではあるが、この自転車は電動アシストとかいうやつである。実は電動アシスト自転車に乗るのは始めてであった。だが、乗ってみると何も心配はいらなかった、なにも問題はなく普通に運転できていたのである。

 

 そして、それは当たり前のことだった。電源が入っていなかったので、普通の自転車と同じに決まっていた。

 

 電源が入っていないことに気がついたのは最初の上り坂に入ってからである。足が重くて前へ進めない。いったん停車して、
「なんだこれは、使い物にならない弱っちい電動アシストだな」
と、思っいながらハンドルを見てみると、なんと[電源]というボタンがあった。すぐに押してみた。そしてペダルを軽く踏むとどうだろう、グイーンと自転車が前へ進んでいくではないか。
 そりゃそうだよな。電源入れなきゃ作動しないに決まっている。

 

 これで坂道なんぞは楽々だ。やるな電動アシスト自転車。電動アシスト自転車が此の世に登場してどれだけ年月が経つのかわからないが、この日に始めて乗って、なるほど便利なものだと痛感した。

さらにいえば、この自転車は三段変速のギヤ付きでもあったのだが、それに気がついたのはもっともっと後のことだった。。
 三段変速と電動アシストで怖いものなしである。上り坂発進もちょろいもんだぜ。

 

 


■夏の炎天下をひた走って道を間違える

 

 だが、10年以上も乗っていなかったので、ちょっとおっかなびっくり、極めて安全運転でゆっくりと走っていた。自転車を運転する勘みたいなものが相当に衰えているだろうし。

 

 乗っている間は、電動アシストのおかげだろう、脚に疲れを感じることはまったくなかった。だが腕が疲れた。自転車ってこんなに腕が疲れるものだっただろうか、と思った。そんな記憶はない。
 だんだん手の平も痛くなってきたが、その理由は分かっていた。体がほんの少しだけ前傾姿勢になっていて、その体をハンドルを握る手の平で支えているからであろう。ハンドルに手の平が強く押しつけられて痛いのだと思う。普段、そういう押しつけられ方を私の手の平はされていないし。

 

 前傾姿勢になってしまっているのは、サドルの高さとハンドルの高さが私の身体に合っていないせいだろうか。腕が疲れるのもそのせいかもしれない。腕で前傾姿勢の身体を支えていることにもなるのだから。

 

 などと考えながら運転していたのが悪いのかどうか、途中で道を間違えてしまったようだ。そして間違えた時点からだいぶ走ってから気がついたので、かなり戻らないといけないことになってしまった。

 

 ここへきて、この夏の猛暑が私の身体にダメージを感じさせはじめていた。天気予報で、日中32℃になると言っていたまさにその時間帯である。
 よりによって何でこんな日にコミュニティサイクルに初トライしたのだろうか。もっと涼しい日に決行すべきではなかったのか、と、後悔しはじめてしまった。そして、腕も手の平も痛みが増してきた。

 

 やっと目的地に着いた時には、走りはじめてから30分を過ぎていた。この自転車シェアリング(コミュニティサイクル)のレンタル料金は30分まで150円で、それを過ぎると30分ごとに100円が加算されるようだ。つまり今回は250円ということになる。相当にゆっくり来たものの、東新宿から後楽園まで途中で道を間違わなければ30分以内に着いたと思うが、大きく間違えたせいで超過料金となってしまったのである。
 まあ、しかたあるまい自分のせいだ。

 

 自転車を返却するには、ポートのラックに前輪を差し込み、手動で鍵をかけて、さらに自転車についているエンターキーを押す。その最後の[エンターキーを押す]の忘れる人が多いようだ。

 自転車を返却すると会員登録時に設定しておいたアドレスにメールが届く。それを見ると、まず施錠した段階で[施錠]を知らせるメールが来ていて、そこには「まだ返却になっていない」との注意も書かれていた。
 そして、エンターキーを押すと、またメールが来てそこには、自転車が[返却完了]したことが書かれていた。
 つまり[返却完了]のメールが来ないうちは借りていることになるので、料金も発生してしまうのであろう。ここには特に注意が必要だ。

 

 無事に返却が終わり、私は歩道を歩き始めた。すると、なんだか脚の感覚がおかしい。10年ぶりくらいに自転車に乗って普段使っていない筋肉を使ったからなのか。電動アシスト付きとはいえ、それなりは筋肉も使う。それとも運転中の姿勢のせいなのか。原因はわからないが、とにかく脚の感覚がおかしくて少しの間はよく歩けなかった。

 

 東新宿から後楽園まで、炎天下の中を30分以上も自転車を漕いできたわけだが、その間を、素直に地下鉄大江戸線に乗って、東新宿駅から春日駅まで来れば、冷房が効いた車内で快適に過ごしながら所要時間11分で220円であることを、最後に書いておく。

 

 

2017.06.25 Sunday

玉ねぎのアチャール[簡単レシピ]

JUGEMテーマ:家庭料理のレシピ

 

玉ねぎのアチャール

玉ねぎのアチャール

 

 インド料理、インドカレーの付け合わせなどでお馴染みの[玉ねぎのアチャール]の超簡単なレシピを思いついた!

 そこで、ここにそのレシピを惜しげもなく完全公開する。ぜひご参照のうえお試しいただきたい。

 


クエン酸

【はじめに】

このレシピのポイントは、だいたいどの家庭にも常備してある[クエン酸]を使うことでです。

 

焼酎に入れてレモン酎ハイ風に飲むもよし、醤油に混ぜて冷や奴をいただくもよし、揚げ物などにパラパラとかけて食べるもよし、水に溶かして飲んでもよし。

そんな便利な調味料物質[クエン酸]を使うことで、驚くほど簡単に[玉ねぎのアチャール]が作れます。

レシピ
ボウルに玉ねぎ

【1】

玉ねぎを適当な大きさに切ってボウルに入れます。

ここに[クエン酸]を適量入れ、塩もみの要領で玉ねぎを手でもみます。

 

ここがポイント!

クエン酸の量はお好みですが、あまり入れすぎると酸っぱくなり過ぎます。はじめは少量入れて、味をみて足りないようなら加えていくといいでしょう。

どの段階で加えても問題ありません。出来上がってから足してもかまいません。


【2】

どれくらい玉ねぎをもみ込むむかも、お好みですが、私はけっこう強く、玉ねぎの繊維をつぶすように拳を押しつけたりしながらもみ込みました。所々に白い部分が残っていますが、だいたい半透明になるくらいでしょうか。

 

手でもむので、もちろん手は玉ねぎ臭くなります。傷があるとしみます。そして玉ねぎは、あなたに涙をこぼさせてしまうのでしょうか。

 


クエン酸で揉んだ玉ねぎに一味唐辛子

【3】

一味唐がらしを好みの量入れて混ぜます。

 

チリーペッパーだの、レッドペッパーだの、カイエンペッパーだの、まあ違いをよくしりませんが、ハバネロだのハラペーニョだのを使ってもいいんじゃないかと思いますが、私は使ったことがありません。

さらに、他のスパイスも加えて風味を出してもいいかもしれません。お好きにどうぞ。

塩を少量加えて味を調えるなんてこともあるんでしょうけど、私は塩分摂取をなるべく減らしたいので使いません。

玉ねぎのアチャール

【4】

できあがりです。

作りたては玉ねぎの甘さがよく分かる味がしました。時間が経つにつれ、酸味と辛味が増してくるような感じがするのですが、さてどうでしょうかね。

 

このやり方で、他の野菜のアチャールも簡単に作れる気がしてきました。大根とか蕪とか、茄子、白菜、キュウリなどなど

インド人にも教えてあげたいですね!

 

[材料のおさらい]

■玉ねぎ・・・・・適量

■クエン酸・・・・適量

■一味唐がらし・・適量

 

 

2017.06.23 Friday

夢日記と記憶喪失

JUGEMテーマ:

 

 ふと、夢の一場面を思い出した。だが、その夢をいつ見たのかは、はっきりしない。ずっと昔に見た夢のような気もするのだが、昨晩に見た夢だったような感じもしてくる。

 

 いや、かなり昔に見た夢のはずだと、また思い直すが、いやいや、やはり見たのは昨晩だったような‥‥‥‥

 

 そして、だんだんと私は、その同じ夢をずっと前から何度もなんども繰り返し見てきたような気になってくるのである。

 

 夢などというものは、いくら見ても目覚める前にほとんど忘れてしまうものだから、いつ見たのか覚えていなくても不思議ではないだろう。

 しかし、どうして、見た夢を容易く忘れるのだろうか。人は、見た夢のほとんどを忘れ去ってしまう。

 

 見た夢を覚えていないというのは、記憶喪失の一種なのではないだろか。

 

 人は夢で体験した記憶のほとんどを目覚める時か、目覚める前に喪失してしまう。たまに、目覚めた直後には隅々まで覚えている夢の記憶も、数時間の内にはその多くを忘れてしまっているのではないだろうか。その後も残り続ける夢の記憶は、よほど印象が強いものに限られはしないだろうか。

 

 なぜ、こうも簡単に、人は自分が体験したことを忘れるのであろうか。夢で自分が何をしたのか、自分がどんな存在であったのか、その記憶を日常的に喪失し続けているのである。

 

 だから人の夢は儚いということになるかもしれない。そして、そんな夢を記憶に留めておくことはできないだろうかと考えることもある。
 そこで登場するのが夢日記ということになるだろう。実際に夢日記をつけている人もけっこういるらしい。私も試みたことはあるが、すぐにやめた。

 

 なぜなら、夢日記を書きながら、それが本当に見た夢なのか私の想像なのかよくわからなくなってしまったからだ。見た夢を書いているのではなく、夢を想像して作りだして書いているような気分になっていったのだ。夢日記をつけるために夢を思い出そうとするが、思い出しているのか想像しているのかわからなくなった。想像した夢を実際に見た夢だと思い込んで夢の記憶を増やしていくような感覚だ。

 

 そして、本当に見た夢と、作りだした夢の区別がつかなくなり、自分でいくらでも夢を作り出せるような感覚に陥った。そこで夢日記をやめた。夢を自分の意志で作り出すことには興味がないからである。

 

 

2017.06.14 Wednesday

[作詞]トリ尽くし間もない

JUGEMテーマ:+作詞+

 

 今まで都々逸と同じ七七七五、つまり甚句調や近世調・近世小唄調と呼ばれる音数律で作詞を試みてきたが、たまには七五調(今様)でもやってみようと思い、七五の繰り返しで作ってみた。(「色はとりどり 選り取り見取り」だけは七七にした)

 [トリ尽くし]で、いわゆる[物尽くし]とか[尽くしもの]と、呼ばれる種類の歌詞である。


 

 トリ尽くし間もない

 


君の取り巻き とりたてて
取り柄ないのが 命取り

ゆとり世代が 妻娶り
手取り少ない 給与とり

濡れた頭取 雨宿り
しずく拭きとり 絞りとり

会社乗っ取り とり乱し
邪魔は取り去り とり急ぎ

名取りめざして 機嫌とり
軽い足どり ひと踊り

掏り盗り犯を 捕り逃がし
やりとり調べ 取り締まり

日取り改め 予約とり
店に鳴く鳥 閑古鳥

力士席とり 二つとり
悲願関取 綱をとり

花を手に取り 鳥兜
畔歩いて 道たどり

 

敵を生け捕り 首をとり※
やっと国盗り 天下とり※

取りも直さず とりあえず※
色はとりどり 選り取り見取り※

 

 

ダブルトリプル トリオデュオ
ドリル学習 点を取り

一人死角に 陣をとり
囮使って 獲物とり

皮を剥きとり かじりとり
骨を抜き取り ねじりとり

掃いてチリトリ 取りこぼし
予備を取り置き とり替える

蚊取り線香 だまし盗り
悪い物盗り 搦め捕り

ねっとりしてる 鳥もちで
罠取り仕掛け とり押さえ

緑草むら 虫をとり
皆んな草取り 毟りとり

ヨット舵取り 進路取り
カップ勝ち取り 奪い取り

賭博総取り 図利やめて
千鳥足でも 家戻り

 

敵を生け捕り 首をとり※
やっと国盗り 天下とり※

取りも直さず とりあえず※
色はとりどり 選り取り見取り※

 

 

敵を生け捕り 首をとり※
やっと国盗り 天下とり※

悟り開くも 歳をとり
気取り笑顔で 人気とり

取りも直さず とりあえず※
色はとりどり 選り取り見取り※


 

(とりつくしまもない)

 

 

(きみの・トリまき)(トリたてて)1
(トリえ・ないのが)(いのちトリ)2
(ゆトリ・せだいが)(つまめトリ)3
(てドリ・すくない)(きゅうよトリ)3
(ぬれた・とうドリ)(あまやドリ)4
(しずく・ふきトリ)(しぼりトリ)4
(かいしゃ・のっトリ)(トリみだし)5
(じゃまは・トリさり)(トリいそぎ)1
(なトリ・めざして)(きげんトリ)3
(かるい・あしドリ)(ひとおドリ)4
(やりトリ・しらべ)(トリしまり)6
(すりトリ・はんを)(トリにがし)6
(ひドリ・あらため)(よやくトリ)3
(みせに・なくトリ)(かんこドリ)4
(りきし・せきトリ)(ふたつトリ)4
(ひがん・せきトリ)(つなをトリ)4
(はなを・てにトリ)(トリかぶと)5
(ほトリ・あるいて)(みちたドリ)3

 

(てきを・いけドリ)(くびをトリ)4※
(やっと・くにトリ)(てんかトリ)4※
(トリも・なおさず)(トリあえず)7※
(いろは・トリドリ)(よりドリ・みドリ)※

 

 

(だぶる・トリぷる)(トリおでゅお)1
(ドリる・がくしゅう)(てんをトリ)2
(ひトリ・しかくに)(じんをトリ)3
(おトリ・つかって)(えものトリ)3
(かわを・むきトリ)(かじりトリ)4
(ほねを・ぬきトリ)(ねじりトリ)4
(はいて・ちりトリ)(トリこぼし)5
(よびを・トリおき)(トリかえる)1
(かトリ・せんこう)(だましトリ)3
(わるい・ものトリ)(からめトリ)4
(ねっトリ・してる)(トリもちで)6
(わなトリ・しかけ)(トリおさえ)6
(みドリ・くさむら)(むしをトリ)3
(みんな・くさトリ)(むしりトリ)4
(よっと・かじトリ)(しんろトリ)4
(カップ・かちトリ)(うばいトリ)4
(とばく・そうドリ)(トリやめて)5
(ちドリ・あしでも)(いえもドリ)3


(てきを・いけドリ)(くびをトリ)4※
(やっと・くにトリ)(てんかトリ)4※
(トリも・なおさず)(トリあえず)7※
(いろは・トリドリ)(よりドリ・みドリ)※

 

 

(てきを・いけドリ)(くびをトリ)4※
(やっと・くにトリ)(てんかトリ)4※

(さトリ・ひらくも)(としをトリ)3
(きドリ・えがおで)(にんきトリ)3
(トリも・なおさず)(トリあえず)7※
(いろは・トリドリ)(よりドリ・みドリ)※


 

 七五のすべてに「トリ」か「ドリ」の言葉を入れてあり、入っている場所には下記のパターンがある。
(○○○・トリ○○)(トリ○○○)1
(トリ○・○○○○)(○○○トリ)2
(○トリ・○○○○)(○○○トリ)3
(○○○・○○トリ)(○○○トリ)4
(○○○・○○トリ)(トリ○○○)5
(○○トリ・○○○)(トリ○○○)6
(トリ○・○○○○)(トリ○○○)7
(○○○・トリトリ)(○○トリ・○トリ)

 

※は繰り返しの歌詞である。

 

 

 

2017.05.10 Wednesday

晴模様

JUGEMテーマ:季節の出来事

 

 闇雲といえばまさにそれそのものであり後回し戦略部隊の迂回攻撃など何ら恐れることはないのだが私にも残念ながら日向ぼっこの誘惑に弱い背筋の癖があるため簡単に渡ることはできないようだと耳をつんざくような音が反響しながらぐいぐいと押してくるので西に東に上に下に近くに遠くに噂が噂を呼んで大慌てにふためいてはためいてはたと気がつく誠にもって傍迷惑な鬼の形相で追って追われて追い込まれておいおい泣くのはおよしと声がかかりここが芝居の正念場とばかりにまずは落ち着き一服茶をすすり肌で感じて心を閉じて晴ればれとした思いで洗濯物を取り込む空模様であった。

 

 

2017.03.13 Monday

教師の派閥相関図

JUGEMテーマ:学校のこと

 

 

 中学生の時のことだ。ある日、ちょっとした出来事がきっかけで、学校の教師と教師の間にもお互いに好き嫌いがあり、派閥もあることに、私は気がついた。
 ちょっとした出来事というのは、ある教師とある教師が、生徒達に対して、まったく正反対の指導をしていたことだった。実にくだらないことなのだが、むきになったように教師達は指導していた。


 その頃、私の通っていた中学では、校内で新校舎の工事を行っていた。そのため、普段は教室棟から体育館へ渡り廊下で直に行けるのだが、いったん校庭に出て、それからでないと体育館に入れない状況であった。そんな時に、何の行事だったかは忘れたが、全校生徒が体育館に集められることになったのである。

 

 外履きに履き替えて、上履きを手に持って校庭を通り、体育館の入口で上履きに履き替えてから中に入らなければならない。そんな面倒な事情があるにも関わらず、全校生徒がほぼ一斉に体育館にやって来て、靴を履き替えようとしたため、すぐ生徒でいっぱいになり、入口が詰まったような状態になってしまった。

 

 そこで、ある教師が、
「入口で履き替えると後ろがつっかえるから、中に入ってから履き替えろ」
と、指導した。
 しかし別の教師が、
「土足で体育館に入るな、入口で上履きに履き替えてから入れ」
と、まったく逆のことを言い始めた。

 

 その教師二人は、相手の声がよく聞こえる距離にいた。相手の声が聞こえているにも関わらず、無視し合って正反対のことを生徒に言っていたのである。しかも、お互いに何回も繰り返して叫ぶように言っていた。
 言い方や語調などから、二人とも、心から相手の教師のことを嫌い、憎み、蔑んでんでいることがよくわかり、非常に興味深い光景であった。

 

 さらに、それぞれの教師に賛同的な別な教師も少しずつ加わりはじめ、教師達が二つのグループに分かれそうになっていった。いや、正確に言えば、その他にも傍観者的な態度を取る教師達もいたように思う。

 

 その事態がもっと長引けばさらに興味深い事態へ発展したかもしれない。だが、間もなく体育館の中に全員の生徒が入ってしまったため、この件をめぐる教師達のグループ分けは曖昧なままになり、大人の人間関係が支配する場へと移行したのである。

 

 生徒達がどちらの教師の指導に従っていたのかといえば「どちらも、いたようだ」としか答えられない。自分に近い方にいた教師の言うことに従っていた生徒もいただろうし、教師の言うことなど聞かずに自分の考えで行動していた者もいたように思う。私はたまたま入口が混雑する前の早い段階で体育館の中に入れたので、その状況をにやにやしながら眺めていたのである。

 


 私は、この件で、教師にも派閥があるだろうと推測した。そして、その推測に基づいて教師達の観察を続けるうちに、間違いなく派閥があることを確信したのである。

 

 どんな組織にも派閥があるのは、後で思えば当然のことなのだが、純朴な中学生の私にとっては、そのことがかなり愉快に感じられた。そのため、この時から私は、教師達の派閥を探ることに熱中したのである。

 

 教師どうしが廊下ですれ違った時の、ちょっとした表情や、同じ場に居合わせた時の態度などにも目を光らせた。そうやって人間関係を推測しながらノートに書き出しては、派閥相関図の作成に邁進していった。

 

 いつしか私は職員室に行くのも楽しみになっていた。職員室の中で、どの教師とどの教師が親しそうにしているか調べることができるからだ。もちろん、逆に仲が悪そうな雰囲気を感じるとることも、派閥相関図の作成にとっては重要なことであった。

 

 「あの教師とこの教師は仲が良さそうなので、あの派閥だろう。だから、その派閥に属しているその教師とは仲が悪いはずだ」
などと想像しながら推測を重ね、その推測を裏付ける出来事や状況に出会えるチャンスを待ったりもした。

 

 時には推測とまったく違う教師の発言や動きにも出くわし、人間という動物の愛すべき表裏なども学ばさせていただきながら、教師達の人間関係を整理していったのである。
 もちろん、派閥分けの裏付けになる出来事や、教師の発言なども、しっかり相関図に書き添えて、資料としての価値を高めることも忘れなかった。


 今思えば、それくらいで止めておけばよかったと思う。そうだ、派閥相関図を作るくらいで止めておけばよかったのだ。つくづくそう思う。

 

 しかし、ある時、私はふと、
「この相関図を教師達が見たらどう思うだろう」
と、考えてしまったのである。

 

 もちろん、最初はそう考えただけで、実際に見せようとは思っていなかった。むしろ、見られたらまずいと思っていた。

 

 だが、教師達に見られてしまった時のことを、私は想像して楽しんでもいた。その想像がいけなかったのだろう。だんだんと妄想が膨らんでいき、やがて私は、大きくなりすぎた妄想に決着をつけたいという気持ちを抑えることができなくなってしまったのである。

 

 私が調べ上げた、この派閥相関図を教師達の前に広げてみたい。そして、どう反応するか、どんな表情をするか確かめたい。それが止められない衝動となっていった。

 


 どうせやるなら最も効果的な方法で実行したい。黙殺されるような結果になってはつまらない。少なくとも複数の教師の目に止まらないとだめだ。相関図を目にする教師は多ければ多いほどいい。そうすれば、中には大きく面白い反応する教師もいるだろう。騒ぎ出す教師もいるかもしれない。怒る教師もいるかもしれない。派閥に属さない傍観者的な立場の教師は楽しんでくれるかもしれない。

 

 ただし、もちろんだが、私がやったことがバレてはならない。そこは絶対だ。実行者は決してわからないようにしなければならない。
 だが逆に、この学校の生徒の内の誰かがやったと思われなければ、それはそれで面白くない。
 「あなた方教師の動向はいつも生徒に監視されていて、分析されているんだよ」
と、分からせないとつまらないのだ。

 

 さらに、その相関図は当然のこととして、全校生徒の目にもさらされことになる。それによって、これからはいつもその相関図に基づいて全生徒が全教師を観察することになるのだ。「今後、教師各位にあっては、そのこと常にを頭に入れて振る舞っていただきたい」というのが私の願いであった。

 


 さて、どうやって実行しようか。全員の教師に一斉に郵便で送りつけてみるか。夜中に校内に忍び込んでコピーを何枚も撒いておくか。

 私は様々な方法を考え、頭の中でシミュレーションを繰り返した。実行中に不測の事態が起きた場合のことも想定しながら、最も成功率が高い方法を模索したのである。
 そしてついに機は熟し、決行の判断を下すことにした。


 その日、私は努めて平静を装い、何事もないかのように登校し、なるべくいつもと同じように授業を受け、時が来るの待った。
 おそらく、そこまでは上手くいっていただろうと考える。誰からも、いつもと違う変な反応はなかったし、自分でも何かを悟られるようなおかしな行動はしていなかっと思う。疑われるような態度は一切とっていなかったはずであった。

 

 

 

2017.01.28 Saturday

カップヌードル 抹茶仕立てのシーフード味

JUGEMテーマ:インスタントラーメン

 

カップヌードル 抹茶仕立てのシーフード味

 

 [カップヌードル 抹茶仕立てのシーフード味]を食べてみた。

 

 近所のコンビニには、バレンタインデーが近いためかチョコレート味っぽい感じのカップヤキソバも2種類売っていたが、前回[一平ちゃん 夜店の焼そば・ショートケーキ味]に懲りているので甘い系は止めて、今回は抹茶を選んでみたというわけである。

 

 ちなみに、この商品には[じゃぱん♥ぬーどるず]などとも書いてあり、パッケージに描かれたイラストも和風を意識しているようなので、今回は写真の背景に畳を採用している。

 

開封/カップヌードル 抹茶仕立てのシーフード味

 

 開封してみると、スープの素みたいな粉が緑色がかっていて抹茶感があるが、それ以外は普通のものと同じように見えた。

 

カップヌードル 抹茶仕立てのシーフード味の開封

 

 そこで具材を少し除けてみると、麺も緑色になっているようだった。

 

 さっそくお湯を入れて作ってみることにした。

 

出来上がり/カップヌードル 抹茶仕立てのシーフード味

 

 時間は通常と同じ3分である。できあがりも、当たり前だが緑っぽい感じ。

 

カップヌードル 抹茶仕立てのシーフード味をいただきます

 

 かきまぜると、スープはもちろん、やはり麺も緑色であった。

 

 まず麺から食べてみた。茶の味がした。いや、香りがしたのだろうか。香りのせいで抹茶の味がするような気がしたのだろうか。ともかく、お茶のいい感じが出ていたように思ったので、確認するため、すぐにもう一口麺を食べる。すると、今度は茶の味も香りもほとんど感じなくなった。なぜだろう。一口食べただけで味覚が麻痺してしまったのだろうか。わからない。

 そこで気を取り直してスープを飲む。う〜ん、なんか普通のシーフードヌードルっぽいな。

 なんでだろう。やはり味覚が麻痺してお茶の風味を感じなくなってしまったのだろうか。たった一口食べただけで、そんなことがあるのだろうか。

 

 私が「普通のシーフードヌードルっぽい」と言うのは、ほとんど説得力のない感想ではある。なぜなら、それほど普通のシーフードヌードルを食べてはいないので較べられないからだ。そんなことを折り込んだうえで本当に正直な感想を言えば、やはり当たり前な感じだ。決してまずくはない。普通のシーフードヌードルとほとんど同じなんじゃないかと思う。だから逆に言えば、これをあえて選んで食べる必要もないようにも思った。

 でも、普通のシーフードヌードルと、これを並べて一緒に食べればさすがに違いがはっきりするのだろうとは思う。

 

 最後に原材料名の写真を貼っておく。

 

原材料名/カップヌードル 抹茶仕立てのシーフード味

 

 

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